南くんの秘密。
あたしは力を込めて断言する。
というか、そうであって欲しいという願望だ。
立派な体をした高校生の男子が、お母さんとお風呂…っ。
あたしは両頬に手を挙げ「それだけはやめて~!!」と目を瞑りながらブンブン頭を左右に振った。
「ムンクになってるし」
目を開けると、アハハハ…と両手を叩いて美帆が笑っていた。
あたしはそんな美帆をうすら目で軽く睨む。
「分かった分かった。そこまで南が好きなら秘策練ろうじゃないの」
「秘策?」
「そう。これではっきりしたんじゃない。南のタイプが」
「南君のタイプ……?」