ナイト!



そんなあたしはというと、今日は理事長室にいる。



その代わり、茅野くんが校内を見回ってる。




「ほほ、お主と二人きりとはの」

「すいません…」

「よかろ。積もる話もあることだし」

「あたしは無いですけど…」

「うむ、そうかの。まあ、暇であろうからここで仕事でもするとよい。どうせここに来るのは副会長くらいじゃ」

「さすがに仕事は…と言いたいところですが、文化祭の準備で溜まってるのでお言葉に甘えます」



あたしは持ってたバッグからパソコンを取り出し、起動させる。



理事長にも言った通り、この文化祭の準備のせいで普段の仕事が溜まりに溜まっているのだ。



本当は、こんな文化祭してる場合もないくらいに。




「あ、仕事内容見ないでくださいね?」

「おお、よいぞ。わしは南雲の人間ではないから興味はない」



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