雨のち晴れ
帰ろうと外に出た春菜を
夕日が照らす



春菜はその場に立ちすくみ
夕日を見ていた



するとそこに

「春菜ちゃん」


と誰かの声


春菜は声がしたほうを見つめる



橘が立っていた
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