また、キミに逢えたなら。
っていうか誰だろう……?
入院してる人?だよね。
華奢な細い体は
いかにも病弱そう。
「……死に、たいの?」
そんな縁起でもないことを聞かないでほしいんですけど。
私よりも背が高くてひょろっとしているその男の子。
爽やかな黒髪と大きな瞳に通った鼻筋。
薄い唇。
シャープな輪郭。
横顔がすごく綺麗。
だけどなんだかわけありのような感じにも見えて、その気配にただならぬものを感じた。