また、キミに逢えたなら。
「じゃあそれだけだから、またね!莉乃もバイバイ」
「あ、おい、ちょっと待って。じゃあな、シロ、莉乃ちゃん!」
パタパタと慌ただしく走り去った瑠璃の後を追いかける羽生君。
二人が帰った後の病室には
気まずい空気が流れていた。
「も、もう……!なに言ってんだろうね、瑠璃ったら。なんか、ごめんね?気にしないでね」
その空気を打破するように、何事もない風に装う。
笑いたくもないのに笑顔を作って、ベッドの側にあったパイプイスに座った。