また、キミに逢えたなら。


罪悪感を感じてギュッと目を閉じる。



深く頭を下げた私の頭に、ポンッと手が乗せられた。



「頭上げろよ。別に秋月が謝る必要なんてねーし。勝手に好きになったのは、俺の方なんだからさ」



ポンポンと優しく頭を叩かれて


それは“気にするな”と私に言ってくれているようだった。



「すぐにはムリだけど……ちゃんと諦めるし。秋月もそいつと幸せになれよ」



その言葉を最後に、神崎君は屋上から走り去って行った。



ありがとう。

そしてごめんね。



チャラそうに見えたけど、全然そんなことなかった。



見た目で人を判断しちゃダメだってわかったよ。


本当に


本当にありがとう。



こんな私を好きになってくれて。


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