また、キミに逢えたなら。
「言われたんだよ、先生に」
声を出すのも辛そうに眉をしかめながら、シロー君がゆっくり口を開いた。
「ドナーが見つからなかったら……年を越せないかもしれないって」
それを聞いた瞬間ブワッと涙が溢れて、どうやっても止めることが出来なかった。
ポタポタと頬を伝って床に落ちる。
「だから俺は……このままじゃもう」
“死ぬかもしれない”
その言葉は私に重くのしかかった。
えぐられるように胸が痛んで、息が出来ない。
“そんなことないよ”
“死ぬはずない”
“ドナーはきっと見つかるから”
気休めでもそんなことが言えなかったのは、私自身心のどこかでわかっていたからなのかもしれない。