また、キミに逢えたなら。
「そのストラップ……まだ付けてくれてたんだ?」
口元を緩めてシロー君が笑う。
布団の隙間から手を出して、ブレザーのポケットから覗くストラップに触れた。
「当たり前だよ。これは私の宝物だもんっ」
プラネタリウムでシロー君が買ってくれたお揃いのストラップ。
まだそんな遠い昔のことじゃないのに、懐かしくて仕方がない。
「秋にコスモス畑に行こうって約束したのに……果たせなくてごめん」
「なんで謝るの?別に今年だけじゃないじゃん!来年もあるもん」
「でももう……行けないかもしれないから」
…………っ
ねぇ
なんでっ
なんでそんなこと言うの……っ?
「行けるよ!行こうよ……っ!来年でもっ、再来年でも……いつでも……いいからっ」
お願いだから
そんなこと言わないで。