また、キミに逢えたなら。


ドナーを待つ一人の少女



なら俺も



ドナーを待つ一人の少年だ。



ドナーなんて聞こえはいいかもしれないけど、実際は臓器を提供してもいいって人の“死”を待っているだけ。



ドナーなしでは生きていけない。



いつ現れるのか、まだかまだかと信じて待ち続けなければならない。



しかし現実はドナーが見つかる可能性の方が低い。



ドナーがいても適合しなければ移植は出来ない。



待っている間に死んでしまうことの方が遥かに多い。


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