また、キミに逢えたなら。
13階に戻るとなんだかホッとした。
病院はやっぱり苦手だけど、住めば都ってよく言ったもんだ。
慣れたこともあって、知らない場所よりかはホッとする。
ん?
部屋の近くまで戻って来た私は、閉めて出て来たはずのドアが開いていたことに疑問を感じた。
誰かいるのかな?
お母さんかも。
恐る恐る中を覗くと、予想通りそこにはお母さんともう一人の姿。
「瑠璃(るり)!?」
そこにいたのは同じ高校に通う中学からの親友の瑠璃だった。