被害妄想ダーリン
「…ただいま~……」
キズの手当てをしてもらった修司くんと妖精だけど、姿はボロボロ。
妖精なんか高級そうな体操服なのに…っていっても貴族風の。
「ジョージ!またリベンジするからね!」
「のぞむところだ!」
え…え~…まだやるの…
この後もあんな事が起るのか…
そう考えると悲しくなってくる。
その後、何種目かやって…
また修司くんと妖精が出る種目がきた。
「借り物競争…」
また嫌な予感がするのは気のせいだろうか…
「じゃあ行ってきます!」
二人はまた目を光らせて行った。
「借り物競争って当たり外れあるもんねー」
チヨちゃんが言う。
「どっちが勝つんだろうねえ?真知子ちゃん」
ケツ子がくっついて聞いてくる。
「さあ…」
ケツ子を強引に体から離し、首を傾げる。