好きとスキが重なった日
保健室を出ると、リュウは意外にも案外近くにいた。
保健室の近くにある掲示板の壁に向かって、一人壁ドンをしているリュウの姿。
正確に言えば…
篠塚蓮の容姿に負けて悔しいのか、或いはゆずきに告白出来なくて悔しかったのかのどちらか。
でも私が思うには、リュウがひどく落ち込んでいることから、その両方だと私は捉えた。
それなのに、それなのにゆずきは私の隣で、急に笑い声をあげる。
一体どうしたの?ゆずき?
何だか可笑しくなってるみたいだよ…
私は不安になり、リュウを差し置いてまでゆずきに問い掛けた。
「ゆずき、急にどうしたの?」
「だって、中島くんが一人で壁ドンしてるんだよ?
それ見たら、急に笑いが止まらなくなって」
でもゆずきの言葉とはまるで正反対で、あからさまに声が涙声になってる。
「嘘つかなくていいんだよ?ゆずき…」
「美莉亜、私…
今すごく美莉亜に嫉妬してるんだ
美莉亜が羨ましくて堪らない
だって中島くんの近くには、いつも美莉亜が傍にいるから…
私なんかが美莉亜に勝てっこないよ………」
「ゆずき、そんなことない
私達はただの友達だから…
それに私好きな人がいるし、リュウだってもう私のことなんて好きじゃないよ?」
「でも…私…」
ゆずきが嗚咽混じりな声で、涙を流しながらも私にそう打ち明けてくれた時…
さっきまで一人で壁ドンをしていたリュウが、ゆずきに向かってさりげなくハンカチを手渡した。
なのにそのままポケットに両手を突っ込んでは、辺りをウロウロしているリュウ。
ハンカチを手渡した瞬間に、ゆずきを優しくリュウが抱き締めてあげていたら、ゆずき安心するのに…。
リュウの恥ずかしがり屋さん。
でもリュウ話聞こえてたんだ…
それもそのはず!だって、目と鼻の先にリュウがいたから。
てことはつまり、ゆずきがリュウのことが好きだってバレちゃってる!?
それでリュウ動揺してるんだ!きっと。
保健室の近くにある掲示板の壁に向かって、一人壁ドンをしているリュウの姿。
正確に言えば…
篠塚蓮の容姿に負けて悔しいのか、或いはゆずきに告白出来なくて悔しかったのかのどちらか。
でも私が思うには、リュウがひどく落ち込んでいることから、その両方だと私は捉えた。
それなのに、それなのにゆずきは私の隣で、急に笑い声をあげる。
一体どうしたの?ゆずき?
何だか可笑しくなってるみたいだよ…
私は不安になり、リュウを差し置いてまでゆずきに問い掛けた。
「ゆずき、急にどうしたの?」
「だって、中島くんが一人で壁ドンしてるんだよ?
それ見たら、急に笑いが止まらなくなって」
でもゆずきの言葉とはまるで正反対で、あからさまに声が涙声になってる。
「嘘つかなくていいんだよ?ゆずき…」
「美莉亜、私…
今すごく美莉亜に嫉妬してるんだ
美莉亜が羨ましくて堪らない
だって中島くんの近くには、いつも美莉亜が傍にいるから…
私なんかが美莉亜に勝てっこないよ………」
「ゆずき、そんなことない
私達はただの友達だから…
それに私好きな人がいるし、リュウだってもう私のことなんて好きじゃないよ?」
「でも…私…」
ゆずきが嗚咽混じりな声で、涙を流しながらも私にそう打ち明けてくれた時…
さっきまで一人で壁ドンをしていたリュウが、ゆずきに向かってさりげなくハンカチを手渡した。
なのにそのままポケットに両手を突っ込んでは、辺りをウロウロしているリュウ。
ハンカチを手渡した瞬間に、ゆずきを優しくリュウが抱き締めてあげていたら、ゆずき安心するのに…。
リュウの恥ずかしがり屋さん。
でもリュウ話聞こえてたんだ…
それもそのはず!だって、目と鼻の先にリュウがいたから。
てことはつまり、ゆずきがリュウのことが好きだってバレちゃってる!?
それでリュウ動揺してるんだ!きっと。