呪いのテディーボーイ
[おはよー!]
裕太が登校してきた。みんなに挨拶してまわっている。
最後に僕の机に来ると耳に呟いた。
[今日の予定忘れるなよ。]
そういって自分の席に座った。
[忘れるはずないだろ。]
裕太の机を見ながら心の中で呟いた。
これは二人の秘密だ。べつに秘密にしなくてもいいことだがやっぱりこっちの方が作戦っぽい。そうゆうのは好きだ。心が弾む。
僕と裕太はなにかしら気が合う。
だから今までやってこれたんだと思う。でも....
だからあんなことになってしまった。
僕も裕太もただ夢中で、僕が止めていれば....このゲームはやってはいけなかったんだ。
このときの僕はまだなにも分かっていなかった。
このゲームの本当の意味を。