呪いのテディーボーイ
図書室

次の日 全然眠れなかったがいつもより一時間早い四時に起きた。早く起きたからってすることもなくただボーとベッドに座っていた。
僕の<いつもどうり>がだんだん崩れ始めている。
いつもより30分早く玄関をでて、いつもより30分早く教室についた。
誰もいない教室に入ろうとしたとき

{ガタン}

椅子の音が響いた。誰もいないと思っていたがそこには転校生が立っていた。
僕はそのまま自分の席に向かった。

[あ、あの。]

転校生が話しかけてきた。
僕は立ち止まり転校生の方を見た。

[?]

[お、おはようございます!]

僕はなぜか笑いがでそうになったが必死に止めた。

[おはよう。]

僕は机につき小説を読み始めた。
そのあとは二人とも無言で時計の音だけが聞こえていた。
はっきりした時間は分からないが何分かしてから教室はどんどん人が増えていった。
< 13 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop