確信犯



注意深さを貫いてきた八重は。


もちろん、そんな心を覆う。






《居ますよ。何かを交わせるだけで、どうにかなってしまいそうな気持ちを抱きます。


楽しんで下さいね。 柿原八重》






この空間の中では。


負担を感じて欲しくないから。


八重は、言葉を選ぶ。






政宗からは、再びすぐに。






《ありがとう。楽しみが更に膨らんだ気がするよ。貴女の心が相手へ届くよう、願っています。 政宗》






そんな温かい心が、届けられた。






――想いが届く日は、こない


政宗への想いは、隠し続ける






届ける手段はあっても、


届けられなくて。






八重の心は、やるせなく痛んだ。


< 146 / 500 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop