確信犯

❇~❇~❇



初めて見るスーツ姿の政宗は。


袴姿同様、気品に満ちている。






所作が美しいせいか。


とにかく、――静謐だ。






「お会いできて光栄です」






そう言いながら。


八重の前で政宗が跪く。






それはとても。


恭しくて、中世の騎士のようで。


敬虔な印象を与えた。






「しばらく、パソコンには触れなくてご無沙汰しました」






……!


政宗の言葉に。


八重は、震える。






「柿原八重さん。貴女にお会いしたかった」






八重を見上げる微笑みは艶やかで。


政宗は恭順を示すように、しなやかに八重の手を取った。






手の甲に、政宗の唇を感じて。


八重は、今度こそ奮えた。





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