私と上司の秘密
急いで凛の家に行ったが、凛はまだ帰って
いなくて、苛立ちが募るばかりだった。


凛を信用していない訳ではないけれど、清水と一緒にいることを想像するだけで、何処に苛立ちをぶつけていいかさえ分からない、


凛を待つ時間が、長い長い時間に感じられた。


その時間が、俺の頭の中に、さらに悪い方向に想像させ、苛立ちや沈む気持ちとか、ぐちゃぐちゃになっていた。


凛が帰宅して、凛と話して、ぐちゃぐちゃな乱れた頭の中をそのまま整理することが出来ないままに、思うがままのことを口にした。


言葉を出していくうちに、自分が凛のことを好きだと、今更ながら、確信した。


確信してからは、絶対に離したくない、出来ることなら、閉じ込めておきたいという独占欲が大きく膨らむ。(さすがの俺も、実際には、
理性の部分で、何とかもちこたえている状態だが…。)
< 227 / 299 >

この作品をシェア

pagetop