私と上司の秘密
凛と暮らすことを強制的にさせて、おまけに、
有休まで取らせた。


なんて酷い上司だ。


しかし、そんなことは言っている余裕なんて、
その時は全然なかった。


そんな俺の隣で、今、気持ち良さそうに眠っている凛がいる。


髪を撫でてみるが、起きる気配は感じられない。


安心しきっている無防備な仔猫のようである。


そんな凛が堪らなく愛おしくて、堪らなくて、凛のおでこにキスを落とした…。











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