私と上司の秘密
12 変化(!?)
妊娠3ヶ月に入った頃、ようやくつわりも治まり私の体調も大分落ち着いてきた。


しかし、

「まだ、安定期に入っていないんだから、
無理はするな。
それに、また倒れたらどうするんだ!」

と圭介は、過剰にも異常(!?)とまで言える心配ぶりで、家事全般をしてくれることが多くなった。


「私も、動かないと駄目だから…。」

と言っても相手にしてくれない。


最近、リビングのテーブルの上には、圭介が買ってきた赤ちゃん雑誌が何冊も置いてある。


おまけに圭介がお休みの日、タブレットを使っていた時に何気なく覗きこむと、仕事関係のこととは全く関連性もなく、出産に関する情報を調べていることが多くなった。


『勉強熱心と言うか、何と言うか…。』


あきれ気味になりながらも、悪いことではないのだから、あえて、私は口出しはしていない。


そんな圭介とは対照的に、私は、自分のことなのに、のんびりと構えている。


私は圭介が買ってきた雑誌を読んでいると、すぐに眠気が襲ってきて、数ページ読んだだけで、終わってしまう有り様だ。
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