大好きだから、、、


「ほんとに…」

麻也も女子からモテモテ。

そりゃモテる。
だって
短い髪に、つり目で
鼻もたかい。
おまけにスポーツもできる。
まあ勉強はそこそこだけど…

「なんか今ちょっとけなされたような…」

「気のせい」


まあ私は
麻也と小学校から一緒だから
もう慣れてる。


「あ、そうだ」


麻也がポンッと手をたたいて
真剣な顔で聞いてきた。


「モデルのオーディションなんだけど…」


「私は遠慮しとく。」


「じゃなくてー!
このクラスの誰かが
私の写真と紗菜の写真を
勝手に出しちゃって…」


「オーディションに!?」


「おう…」


麻也がすごく焦ってる。
こんなのすごく珍しいことで、
めったに見られない。
それだけ焦っているってことだろう…


「んで結果は!?」

「それがさ…」


ピラッと二枚の紙を私に紙を
見せてきた。


「ご…ごうか…く?」


「みたいだな…」


「あぁ…私悪夢見てる…」


クラッと倒れた。


モデルなんて一生ならないはず
だったのに…!


もう誰よ…



――…
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