夏恋[続]
2章



「お前…普通、初対面の奴を海に引きずりこむか?」

「うん、引きずりこむ」



頭から海水を被り、びしょびしょのまま私達は笑い合った。

篤希も服の下に水着を着ていた。



「篤希はいくつなの?」

「俺?中3」

「あ、私と同い年だ」



他愛ない話をしながら、どっちが長く潜っていられるか競ったりした。


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