わたしの癒し


これは夢でもない、ドッキリでもない。

現実なんだって…。

『~~っ、ふぇ、い、やだぁ。
輝っ、お別れなんていやだっ。』

もしかしたら
戻ってきていつものようにぎゅっとして
「ごめんな、別れるなんてうそだよ」
そう言ってくれるんじゃないのかなって。

泣きわめきながら無理だってわかってるのに、そう考えてた。

ひとりにしないで。おいていかないで。

改めて思う。
輝と離れるなんて胸が引き裂かれるほど
くるしいものだって。それほど輝が好きで好きでたまらないんだって。

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