ただいま。

「じゃぁ、僕は他の患者さんのところに行ってくるから」


「はい」




トスッとドアが閉まるのを確認してから、あたしはそっとベッドに横になった。



横になるのも痛いんだけど。





そしてゆっくりと瞼を閉じて、またいろんなことを考えた。


今は何の授業なんだろう。



体育とかやりたいな。



部活も行きたい。




・・・みんなに会いたい。


コンコンッ―――




あれ?また?


先生、早くない?



そう思って、ドアに目をやると、そこにいたのは先生ではなく。



「・・・有岡!」


「お、おう」


思わぬ来訪者でびっくりした。



「調子は?大丈夫か?」



「さっき起きたんだけど、いろんなところが痛い」



「そっか。寝てなくて大丈夫なわけ?」

「有岡がいる間くらいは起きておけるよ、多分」

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