小さな本屋。
ドアが開いた。


少女が泣きながら
入ってきた。

「え…ここどこ…?」

どこでもいいや、
泣く場所がほしい。


と、少女は願いました。


すると…


「なにかお困りですか?」

本屋は訪ねた。



少女は、「どこでもいい。泣く場所がほしいの」


と答えた。

すると本屋は、
絵本をもってきて、


「ここに涙をたらしなさい。」


と一言言った。







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