僕らの明日の話をしよう


「だって可愛いものは可愛いし。
ねぇ? 綾センパイもそう思うっしょ?」



背の高い光太に顔をのぞきこまれ、一瞬不思議な気持ちになった。

中学の時は、光太は背が低かったから。


この2年で急激に縦に伸びて、髪は明るくなって、一気にチャラくなった光太。



『綾センパイ! 俺、絶対もっと背高くなって、レギュラー取れるようになる!』



そうキラキラした笑顔で言っていた光太は、
とっくの昔に、どこかに消えてしまった。


いまはもう、見る影もない。


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