僕らの明日の話をしよう
「綾センパイ。どうする?」
「先生にだけ、言っておこうか……。
犯人調べるって言ってたから、報告だけでもしておかなきゃ」
手を繋いだままそう話し合う私たちに、女子がふたり話しかけてきた。
富田さんと一緒に、いつも光太を取り巻いていた子たちだ。
富田さんのこと、追いかけなかったのか……。
「あの……あたしたち」
「その……」
青ざめた顔の彼女たちに、光太はため息をつく。
「お前らだって同罪だぞ」
冷たい声に、彼女たちは肩をすくめ、目に涙を浮かべた。
同情したくなるくらい、怯えてる。
きっと軽い気持ちだったんだろうな。
こんなことになるなんて、想像もしなかったんだと思う。
「……光太。この子たちたぶん、昨日富田さんを止めようとしてくれてたよ」
「え? ……そうなの?」
「やめた方がいいって、声が聴こえたから」
「でも実際は富田と一緒になってやったんだろ?」