秘め事ジレンマ[完]



途端に不破が不機嫌になり、嘉耶の首筋に唇を寄せ、吸い付く。



「や、だっ…」



嘉耶はきつく吸われた痛みに顔をしかめ、押しかかってくる身体に腕をつっぱる。

けれど嘉耶の抵抗も虚しく、肌には不破の痕が残った。



「何で、こんな事するの…」

「何で?俺のだってしるしだよ。他の奴から取られないように、俺から逃げられないように…」



不破は再び唇を寄せると、痕にそっとキスをした。


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