日曜日のキミ。
学校につくと、美琉が待ってました!と言うように私の席の前に来た。

犬なら多分尻尾を振ってる状態。

でも、私の顔をみて、
尻尾を下げた。
「なんかあったの??」

と聞いてくる。
そんな時こそ親友のありがたみを理解する。

「聞いてくださいよ〜泣」
私達は、隣の空き教室に移動した。

キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン


「それで、どうしたの?
なにがあった?」

チャイムを合図に美琉は口を開いた。

「実は…」

私は昨日あったこと、自分の気持ち。
本当の好きな人。
全てを話した。
涙混じりになってうまく話せない時もあった。
それでも美琉は、うんうん。と頷いて背中をさすってくれた。

話し終わった時には、美琉の目にも涙が光っていた。
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