日曜日のキミ。
「美琉?美琉ちゃーん?
今、なんて?」

「だから、もう送信したよ!」

「えっ、ちょ、まってよ!」

送信BOXを見ると
そこには確かに翔矢の名前があった。

内容は…

[心愛だよ♪ 今から会えますか?市民体育館の前で待ってます。]

嘘でしょ。
終わった。


もう、私の人生が終わった。

「心愛、私が作ったチャンス無駄にしな いでねっ!」
そう言うと美琉は帰って行った。
去って行ったにちかい帰り方だった。

「美琉…すごいなぁ…
変なとこで尊敬するわ…」

目の前には、市民体育館。
その光景に私は驚きを隠せなかった。

でも、ね。

せっかく美琉が作ってくれたチャンスだもんね。

無駄にはできない。
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