秘密の歌は俺へのエール
「5回って、ぶつけすぎ!」
「そう?多い日で10回とかあるよ?あ、でも今日はまだ3回だよ!」
「もう3回だ。」
こんな他愛もない話でさえ嬉しくって。
初めて夏日を見たときは何かを探し求めていたように思う。
あの時歌いながら何かを求めていた。
俺は不覚にもあの一瞬でそれを俺が差し伸べたいと思った。
ー夏日sideー
練習をしてるときの星都は話してるときの星都を思わせない真剣さがある。
新しい星都を見れたような気がして嬉しかった。
あれ?でもどうして嬉しいんだろ。
星都に出会って私、何か変わってきてるのかな?
星都には他の男子と違うなって思うとこがきっとあるんだと思う。
「ねぇ、試合いつからなの?」
「7月の半ばからかな。」
「そっか、じゃあ間に合うかも♪」
「間に合うって何が?」
あっ、つい言葉に出して…私ってほんとドジ!!
「いや、これはその…千羽鶴作ろうと思って!」
野球部の応援歌として吹奏楽に吹いてもらおうとしてる曲の完成が間に合いそうなんて言えるわけもない。
「千羽鶴作ってくれんの?」
「う、うん。」
「マジ感謝!」
「そう?多い日で10回とかあるよ?あ、でも今日はまだ3回だよ!」
「もう3回だ。」
こんな他愛もない話でさえ嬉しくって。
初めて夏日を見たときは何かを探し求めていたように思う。
あの時歌いながら何かを求めていた。
俺は不覚にもあの一瞬でそれを俺が差し伸べたいと思った。
ー夏日sideー
練習をしてるときの星都は話してるときの星都を思わせない真剣さがある。
新しい星都を見れたような気がして嬉しかった。
あれ?でもどうして嬉しいんだろ。
星都に出会って私、何か変わってきてるのかな?
星都には他の男子と違うなって思うとこがきっとあるんだと思う。
「ねぇ、試合いつからなの?」
「7月の半ばからかな。」
「そっか、じゃあ間に合うかも♪」
「間に合うって何が?」
あっ、つい言葉に出して…私ってほんとドジ!!
「いや、これはその…千羽鶴作ろうと思って!」
野球部の応援歌として吹奏楽に吹いてもらおうとしてる曲の完成が間に合いそうなんて言えるわけもない。
「千羽鶴作ってくれんの?」
「う、うん。」
「マジ感謝!」