秘密の歌は俺へのエール
目を輝かせる星都。こんな星都を裏切れるはずもなく、私は千羽鶴を作ることにした。七美にも手伝ってもらおう。っていうか鶴ってどうやって折るんだろ…
ダメじゃん、私!鶴の折り方って基本中の基本だよね?
高校生にもなって鶴折れないとか…はぁ~




「高校生にもなって鶴折れないとか(笑 学園一の完璧少女ともあろう者が鶴をねぇ~(爆笑」

「七美笑いすぎ。悪かったわね、鶴も折れなくて。折り紙とかあんまりしないもん。それに私は学園一の完璧少女じゃない、ただの女子高生よ。」

「ただの女子高生が全国で知られるシンガーソングライターやってるかしら~?」


痛いとこつくなぁ、もう。


「まぁいいわ。教えてあげるから、折り方。」

「ほんと!?七美大好き!!」

「その代わり間に合わせてね新曲。私だって吹きたいんだから、雨音の、夏日の曲。」


そう、七美は吹奏楽部。
自分でそう言いながら少し照れてる。いわゆる七美はツンデレだ。とにかく可愛い!!女の私でも油断してたらやられそう(笑

頑張って間に合わせなきゃ、千羽鶴も新曲も。
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