明日の風
幼少時代
蒸し暑い初夏の天気の様に、私の心はすっとしないまま毎日を送る。
何がしたい訳でもない、何が欲しい訳でもない…ただ、平穏を待ちこがれてる私の中の私。
父の日に暫く会ってない母からメールが届いた。要約してみると、私達子供の為に一生懸命働いて今では方耳が聞こえなくなった程年老いた、親孝行しなさい。という内容だったが私の心には響く言葉が何ひとつなかった。私の幼少期、父を小馬鹿にしていた母の姿が頭に焼き付いているので、この人は何が言いたいのかが図り知れない気持ちでいっぱいになった。
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