いつか君に
必死に



「おはよっ~」
みんなに挨拶してから、私は席に着いた




んー…まだHRまで時間あるから4組にいこうかな…
まだ真緒もきてないし

よし、そうしよう!


「ルンルン♪♪」



実は~前同じクラスだったりりかのクラスに向かっています!
りりかは、真緒と同じくらい大好きな親友っ
りりかも真緒に負けないくらい可愛いんだよなー


「りーりかっ!」

大きな声で呼ぶと

「樹乃~!!! 新しいクラスどー?? 樹乃は2組だっけ??」


りりかは、ちょー天然。本当に天然
本人無自覚だから正直こわいです(笑)


「そうそう!4組知ってる人あんまいなくなーい?!りり、友達出来た?」


私はキョロキョロとクラスを見た後、りりかに目線を戻した


「そーなんだょー‥仲良い子いない‥。私2組行きたいんだけどっ涙」
あらら‥泣いちゃってるよー笑 りりかの嘘泣きは笑えちゃう(笑)
でもかわいそうだなぁー。。。
連れて行こうかな(笑)


「よし、おいで!(笑)」
飼い主みたいに言うと
犬みたいに尻尾をふりながらついてきてるようにみたいにみえた

あははと笑ってると
目の前には酒井くんが


「あ、酒井くんおはよっ!」
ニコニコしながら言うと
「樹乃おはよ。そんで、俺のこと恵祐でいいから」

と、ふっと笑いどっかに行ってしまった
やっぱりドキドキする…なんだろう。え、病気じゃないよね…
色々考えていると、りりかは別の子と話しながら私に


「後でね~!」
と言っていた


教室に戻り、真緒もきていたので、真緒と少しはなした後
座った

恵祐はもう座ってる
なんだか少し気になったけど、後ろは振り向かないでおいた


「えっ…嘘‥…」
私のおきにいりのシャーペンが、ない

りりかからもらったシャーペンなのに
落ちてるのかな…

と、必死に探す

どうしようどうしよう。
泣きそうになっていると、恵祐が


「なにしてんの?どうした?」
心配そうにはなかけてくれたが私はそれどころじゃなかった。


「シャーペンがないの‥お気に入りなのに‥。」
はぁとため息をつくと

「え、まぢか。
俺も探すよ

どーゆーの?」

協力してくれると言ってくれたので、お願いした

二人で一緒に探していると
「樹乃夏ー!ごめーん!かりてたー!」

清水が大きい声で言った

「もぉーー!!借りる時は一声かけてよ!焦ったじゃんか~~」

でも安心した
シャーペンもこれ一本しかもってないから‥

「でもよかったな。俺もホッとした」
ははっと目を細めて笑った。

その顔をみてまたドキッとした。
なんなんだろうこのキモチ‥
< 3 / 9 >

この作品をシェア

pagetop