あまのじゃくな彼女【完】

4 :


当日は朝から絶好の大会日和。雲ひとつない青空。爽やかな風が優しく吹く。あまりの気持ちの良さに、ふあぁっとあくびがこぼれた。


大地の強引な誘いを断ることのできなかった私は、結局連日の残業を強いられ、今朝方までかかってどうにか仕事を終わらせた。あくびが出る位許してほしい。


「これで勝たなかったら、大地のヤツ許さん」

大地は今回、初めて団体メンバーに選ばれたらしい。5人一組で行う団体戦。個人戦とは違う緊張感があるはずだ。
まずは一勝、出来るといいな。



眠い目をこすりながら、袴姿の子どもたちの間をすり抜けていく。急いで試合会場へと向かった。



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