隣の席のキミが好き
…って、プリンセスってどういうことーっ!?


「さっきココに座ってたヤツと俺、どっちがタイプ?」


えっ!


あたしのプリン発言に突っ込むでもなく、いきなりそれなの!?


本人を目の前にしてるし、


あたしは断然、青葉くん!って、この場で言うべき?


確かにイケメンなんだけど、タイプかと聞かれるとよくわからない。


あたし、恋とは無縁の女だから…。






「そこで迷うんだ?」


いけない!


青葉くんをまた苦笑いさせちゃった!


あたしって、ホントに空気の読めない女だ。


すかさず、「もちろん、青葉くん」って言ったら嬉しそうに笑っている。



「よかった。志摩と、席交代したから。よろしくな」


そうなの!?


こんな小説みたいなこと、ホントにあるんだ?


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