先輩とアタシ



「はーい終了。後ろから解答用紙だけ集めて。」



ざわざわと、みんな周りの友達と答え合わせを始めた。



「相沢!問い4の答えってCだよな?!」



隣の席の、大井司[オオイ ツカサ]くんが、すがるように聞いてきた。



『んーと‥‥‥あっアタシDにしちゃった。』


自分の問題用紙を見て確認しながら、答えた。




「まじかよ?!やべーかも。全然分かんなかった‥。」




『アタシも!でもさ、今日のテスト全部記号で選ぶヤツで、良かったよ〜!』



「だな!じゃなきゃピンチだった!(笑)」



司くんは、ハンド部なんだけど、最近仲良くなったんだ。


前は、席が隣りでも、全然話さなかった。



でも話してみたら、おもしろいし、優しくて、最近は普通に話せるようになった。



『とりあえず、1日目お疲れ様だね!明日も頑張りましょっ!』



「おっす!んじゃ、っと、待って!今日ってグラウンド?体育館?」



『今日は、グラウンド!それから、公園山までランニング!』



「う〜キツいな‥‥。分かった。んじゃ後で。」



そう言って、司くんは着替えに行った。



アタシも早く着替えて行かなきゃ。



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