先輩とアタシ


ミーティングが始まった。



「今日も練習お疲れ様でした。では、明日からの日程の確認をします。資料があるので‥‥‥副キャプテン!配って。」



「はい!!」



あ‥、大輔先輩。



小走りでキャプテンの所に行って、みんなに資料を回している。



「ほらよ、チビ小夜。」



隣りの駿ちゃんから資料が回ってきた。



『チビじゃないもん!!』



自分の分の資料を取り、隣りの人に回した。


隣りに居た、二年生の先輩に、仲良いね。と、笑われてしまった。


もう!!


駿ちゃんのせいじゃん!


駿ちゃんを見上げて、睨んでやった。



「バーカ」



と口パクで言われる。



アホって言い返してやろうと思ったけど、資料の説明が始まりそうだったので、やめておく。




う゛ー!!



あとで言い返してやる!



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