先輩とアタシ



「だから、ちゃんとみんなを支えてやれ。お前ってそばに居ると癒やされるから、疲れ吹っ飛ぶんだよな‥‥だから、みんなと仲良くするのは、チームにとっても大切なんだよ。」



アタシを真っ直ぐ見つめる先輩の目は、とても綺麗で、こんなことを思ってくれてるなんて、嬉しくて、目頭が熱くなるのを感じた。



『先輩〜!!』



先輩に抱きついた。



なんで先輩はこんなに最高なの?



アタシを幸せにしてくれるだけじゃなくて、大切なことをたくさん教えてくれる。




先輩のおかげでアタシは、すごく成長してるんだよ?



たくさんのありがとう。


ちゃんと届いてる?



「オレ格好いいこと言っといて、我慢できるかな‥‥(笑)」



なんて言ってアタシの頭を撫でる。



『ばか〜‥!』



「まだ髪濡れてる‥‥。」


そう言って、アタシの髪の毛を一束手にとってキスをした。



『‥ッ?!///』



「小夜のにおいする。落ち着くわ‥‥。」



そう言って少しの間先輩は、髪の毛にキスをしていた。



この瞬間も幸せで満たされている。



合宿の大変さなんて忘れさせてくれた。



そして気づいたら、みんなもう戻っていて、もうすぐ消灯の時間だった。



もうちょっと一緒に居たかったなって思ったら、先輩が


“もうちょっと一緒に居たかったな?”



って言ってくれて、気持ちは同じだって思って嬉しかった。



セミナーハウスで、お互いの部屋に入る時に、先輩にお休みって言って別れた。



お休みが言えるって、小さな幸せだね?



よし!あと1日。


大好きな先輩のため。大好きな仲間のため頑張るぞ!



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