先輩とアタシ
「オレだめじゃん!」
先輩は、ぐったりしゃがみ込んで、ため息をついた。
だめじゃないよ‥?
アタシは嬉しいよ。
先輩がアタシのことを、いっぱい考えてくれてるから。
アタシが先輩で埋め尽くされてるみたいに、先輩をアタシでいっぱいにしたい。
『アタシは‥いいよ?嬉しいよ?』
アタシもしゃがんで、俯いてる先輩の手を握った。
お風呂上がりで、少し湿っていて暖かい。
「うわぁ‥反則だし‥///」
顔を上げて、先輩が言った。
「あんまり、部活中は妬かないようにする‥‥。マネージャーだから、仕方ないもんな?」
別に妬いてくれても良いのに。
なんて思ったけど、先輩のキャプテンとしての自覚が、すごくてアタシは、やっぱり先輩は立派だな‥って実感した。
『アタシ必要以上に仲良くしないね?』
「それは嬉しいけど‥‥‥!マネージャーはね、オレらが活動しやすいように、雑用をするだけじゃなくて、選手との関わりを持って、精神面も支えてあげるんだよ。」
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