先輩とアタシ


「だいちゃーん、おはよぉ。遅いよぉ!」


教室に入るとすぐにオレのところにやって来た。


「本間さん‥離して?」


朝からこんなやつについて行けん。


「ねーあたし髪巻いてみたの♪どーお?」



良く見ると、長く伸びた髪の毛がキレイに巻かれている。



「良いんじゃない?」


「でしょ?似合うと思ったんだ♪だいちゃんが気に入ってくれたなら、毎日巻いてくるね。」



別に気に入ってないし。


この性格じゃ、女子に混ざれないのは仕方ないな。


それにオレのところになんて来ないで欲しい。


本間さんに惚れた男子なんてうちのクラスにも、ゴロゴロ居るだろ?


そいつらのところに行けば良い。


面倒くさくなって、本間さんの問いかけに答えないまま、友達の元へオレは行った。




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