先輩とアタシ
やべぇ‥。
嬉しいことを言ってくれた。
それだけでオレは幸せになれる。
「可愛いヤツめ。」
《へへっ。京都どう?》
「すげー人。観光客多すぎ。」
《そっか。》
小夜の声が寂しそうに聞こえた。
「どうした?」
何かあったのか?
誰かに嫌なことでもされたのか?
《なんかね、アタシやっぱり先輩が居ないと、全然ダメだなって思ったの。
今日だってずっと先輩のことばっかり気にしてたんだ。》
またまたオレを喜ばせる言葉。
「オレだって同じだよ。お前が何してるかとか、この景色お前にも見せたいとか、そんなことばっか考えてた。」
.