先輩とアタシ

学校祭



時は過ぎて、今は11月。


ハンド部も大会を終えて、基礎体力を付ける練習をし始めている。


そして、一週間後には他の高校より遅い学校祭が待っている。


「うちら何も仕事無くてラッキーだね!」


『だよね!クラスの人数多いって、こういう時に楽だよね。』


尋佳とアタシは、クラスの出し物に参加しなくても良い。


部活に入ってない人達中心でやるみたいだったし、学校祭を満喫出来そう!


「あたし駿と一緒に回る約束してるんだ!」


嬉しそうに話す尋佳。


へぇ、駿ちゃんと一緒に回るんだ。


『良いなあ‥!』


学校祭を彼氏と回るなんて夢のようだ。


「小夜もお兄ちゃんと、回るんでしょ?」


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