先輩とアタシ




「おまえ細すぎ!!ちゃんとメシ食ってる?!」



はいーっ?!



いきなり拍子抜けの言葉を発する先輩。




『食べてます‥‥よ?』



朝、昼、夜



一食も抜かずにちゃんと食べてますよ?



むしろ最近体重増えちゃったし‥‥。



「じゃあ、もっと食え!!細すぎるぞ??」




アタシに真剣にそう言った。



いや、先輩も十分痩せてますよ?





『ぷっ‥‥(笑)』




「なっ何がおかしい‥‥///?」



『何でも無いでーすっ。心配ありがとうございます!』




アタシは、そのまま体育館倉庫を出た。




たぶん顔が真っ赤だったと思う。




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