俺だけみとけ!
「わかった!
私、ひぃが一番好き!」
そう言って明里はまた抱きついてきた。
ほんと表情がよく変わる。
でも笑ってる明里を抱き締める方が俺は好き。
『俺は好きよりも愛してる』
好きの上が愛してるなら
愛の上の言葉はなんだろうか?
いや、言葉なんてなくていい。
なくても気持ちは伝わるよな?
「私も愛してる。」
明里の目をしっかり見つめてた…――
『なら、これからもずっと
俺だけみとけ!』
大きく頷いてくれた明里。