俺だけみとけ!





あれから何箇所もまわり、長かった文化祭が終わりを告げた。




「今年も楽しかった♪」


『明里の食いっぷりには驚くわ!』




悠はまた明里を怒らす。


お好み棒、たい焼き、焼きそば、チョコバナナ…


他にも食べたっけ?




「緋色、あんたはちゃんとしたでしょうね?」




るいが俺の肘をつついてきた。




『何を?』


「あんたバカ?
明里にアピールしたかって事!」




あぁ、そういう事か。


るいは本当に人の心配するなぁ♪




『どーだろな…』




俺はちょっと舌を出しておどけてみた。





るいは頬を膨らました。


でもすぐに笑った。




「そ〜言っていつもちゃんとするのが緋色でしょ?」




白い歯を見せて笑ってるるい。


姉貴にしたいタイプだ。笑




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