愛鍵ロマンス〜今夜も先生と〜
プロローグ

公園のベンチで泣いていた。

「うっ…え…っ…ひっ…く…」

会社帰りのサラリーマンが、私を見ないように顔をそらして公園を通り過ぎる。

つらい、悲しい。

やだ。

私、古谷柚は今日、

親に捨てられました。


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