幼馴染と甘恋っ!♡





「あ、そうだ…っ」




「ん?」






唯はそう言って、寝転んだまま




「…さっき、那月ちゃんから…



…何もらったの…?」





と聞いてきた。



そうだ、夜使うからって言わなかったけど


唯が生理だから結局使わなかったんだ。




俺が制服のズボンのポケットからそれを取り出して唯に見せると




唯はみるみる赤くなって






ばさっと布団に潜り込んだ。





「…ちょ…、唯!」




「…那月ちゃんって…変な子…!」






唯はそうつぶやくと、不意に布団から顔を覗かせてこう言ったんだ。






「…今度は…っ、使おう…ね…」






こうして俺の物心ついてからの長い長い幼馴染人生は



ようやく全て満たされたのでした。










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