浮気男に逆襲を!


「あー、そういえば……って、何でそーゆーことは覚えてんだよ」


「やーん、そんな褒められると照れる♪」


「褒めてねぇっ」



おぉ、ナイスツッコミ。


という意を込めて親指をたてると、先輩はふはっと盛大に吹き出した。



「ぷふっ……俺、りんのそういうとこマジで好きだわ」



ほほう。そうですか。


あたしはアナタの笑った顔が大好きですよ。


……なんて、そんなこと絶対言ってやんないけど。



「それはそれは、お褒めにあずかり光栄ですよ」


「こーら。パクんな」



むにーっとほっぺをつねられる。


いやまぁ全然痛くないけど。



「じゃ、とりあえず日曜楽しみにしてて」



スッと綺麗な指を離し、にっこり眩しい笑顔を向けるアッくん先輩。



「あいさー。超期待してるっす、隊長!」


「ぷっ。何だそりゃ」



とまぁこんな具合に、本日も似た者カップル全開のあたしたちでありました!


これからもこんな風に、ゆるゆるのびのび平和に生きていきましょー♪



……って感じで、どすか?


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