浮気男に逆襲を!
「ま…まだでーす」
適当に言い繕って時を待つ。
けど、一向にいなくなる気配はない。
「りん~? まだ?」
待ちくたびれたよって感じの声。
うーん…さすがにこれ以上待たせちゃ悪いか。
仕方ない。元彼にこんなカッコを見られるのは嫌だけど、腹をくくるか。
「着替えたよ~」
勢いまかせに、シャッとカーテンを開ける。
すると、店中の人が一斉にこっちを見てきた。
いつの間にか目の前まで歩み寄ってきていたアッくん先輩、入り口付近でスカートを物色している伸平たち、その他のお客さん、モカブラウンちゃんを含めたスタッフ一同。
全員、目を見開いてあたしを凝視してる。
え……何? そんなに変?