愛してるのに…
13
北山 じゃ、おつかれー

メンバー おつかれー

俺はバッグをもって
楽屋を後にする。

藤ヶ谷、彼女?って聞かれて
なんで否定しなかったんだろ。
ほんとに彼女なのかな。
あいつ女いるのかな…

あ、俺また藤ヶ谷のこと考えてる…

そーだ、女といれば
藤ヶ谷のこと忘れるかも。

俺はやっぱり女が好きだって
なるかもしれない。

そう願いを込めて電話をかける。

りん もしもしー?

北山 今日暇?

りん ひ、暇!今すぐ用意するね!

北山 おうっ。んじゃ、家来て。
   俺ももうすぐ帰るから。

りん わかった!

電話を切った俺は
大きなため息をついた。
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